iPhoneの「リンゴループから復旧できない!」を解決しました

こんにちは!デジタルライフサポート西川口の店長です。
当教室では、スマホやパソコンのお困りごとをピンポイントでサポートしています。今回は、「iPhoneが起動時にAppleマークから先に進まない(通称:リンゴループ)」という、深刻なトラブルを解決した事例をご紹介します。
お客様のご相談内容
ある日、30代の男性のお客様が駆け込みでご来店されました。
「朝起きたらiPhoneがリンゴマークのまま固まっていて、全然使えないんです。強制再起動しても同じ画面から進まず困ってます…。」
とのこと。
iPhoneのリンゴループはソフトウェア・ハードウェアいずれの要因でも発生するため、手順を踏んで慎重に対応しました。

解決までの流れ
- 強制再起動を再確認(機種別)
・音量アップ → 音量ダウン → サイドボタン長押し(Appleロゴが消えるまで)。
→ リンゴマークが再表示 → 変化なし。 - Mac/Finderでデバイスを認識できるか確認 Macに接続し、Finder上でiPhoneが認識されるか確認。
→ 一瞬表示されるが、すぐに消えるため通常の復元は不可。 - DFUモードへの移行を試行
【DFUモード手順】
・iPhoneをMacに接続
・音量アップ → 音量ダウン → サイドボタンを10秒押し続ける
・サイドボタンを押しながら音量ダウンを7秒間同時押し、その後サイドボタンだけ離す(画面真っ暗が維持されれば成功)
→ Finderにて「iPhoneを復元またはアップデートできます」と表示。 - 「アップデート」から復元を試行(データ保持) Finderで「アップデート」を選択。
→ iOSの再インストールが開始。
→ 無事に復旧し、データも保持されて起動成功! - アップデート後の診断 「設定」→「解析と改善」→「解析データ」から再起動ログ(panic-full)を確認。
→ 最近の再起動原因が一部アプリのクラッシュと一致。
→ 該当アプリを削除・再インストール。 - 再発防止のための提案
・ストレージ容量が常に95%以上を占めていたことが原因の一つと判明。
・写真や動画をiCloudへ移行し、ストレージを最適化。
・バッテリーの最大容量が75%で「著しい劣化」と表示
→ バッテリー交換のご案内も実施。
お客様の反応
「完全に壊れたかと思ってましたが、データも残ったまま直って本当にホッとしました。DFUモードのことなんて全然知りませんでした…。」
と、大変安心されたご様子でした。
まとめ
iPhoneがリンゴループに陥ってしまったときは、以下の点を確認してみましょう。
- 強制再起動で復旧しない場合はDFUモードへ移行
- FinderまたはiTunesで「アップデート」を優先的に試行(データ保持)
- 「解析データ」からpanicログやクラッシュ履歴をチェック
- 容量不足やバッテリー劣化など、ハードウェア要因にも注意
- 必要に応じてiOS再インストール後のクリーンアップを実施
リンゴループの原因は多岐にわたりますが、正しい手順を踏めば多くのケースで復旧可能です。
当教室では、こうした上級者向けの復旧サポートにも対応しています。データを失わずに復旧したい方、自己解決が難しい場合はぜひご相談ください!

また次回も実際のサポート事例をご紹介していきますので、お楽しみに♪
ハードウェア故障の場合は「修理」が必要です!
当教室はiPhone修理専門店『iPhone修理大好き.com』が営む教室です。つまり、iPhoneの「リンゴループからの復旧」の専門家なのです!!
上記の対応は、あくまで「ソフトウェアの不具合を解決する」施策であって、iPhone自体が故障していた場合(ハードウェアの不具合)それを改善することはできません。ハードウェアの不具合による「リンゴループ」の修理につきましては、原因次第で可能なものと不可能なものがあり、調査が必要となります。修理費用も機種や故障箇所によって様々となりますので、まずは当店までご相談ください。
詳細は以下のリンクからご確認ください!