Excelの「マクロが動作しない!」を解決しました

こんにちは!デジタルライフサポート西川口の店長です。
当教室では、スマホやパソコンのお困りごとをピンポイントでサポートしています。今回は、Excelの「マクロが動作しない!」というトラブルを解決したエピソードをご紹介します。
お客様のご相談内容
ある日、30代の女性のお客様がご来店されました。
「Excelで作ったマクロが急に動かなくなってしまいました。エラーメッセージが出たり、ボタンを押しても何も反応しないんです。」
とのこと。
Excelのマクロ(VBA)は業務の自動化に便利ですが、ちょっとした設定ミスや環境の変化で正しく動作しなくなることがあります。早速、原因を調査しました。

解決までの流れ
- マクロのセキュリティ設定を確認 Excelの「ファイル」→「オプション」→「セキュリティセンター」→「マクロの設定」を確認。
→「すべてのマクロを無効にする(通知あり)」になっていたため、「有効」に変更。
→ Excelを再起動後、マクロが動作するように! - マクロが保存されているファイル形式を確認 Excelのファイル形式が「.xlsx」になっていると、マクロは保存されない。
→「.xlsm(マクロ有効ブック)」に変更して保存。
→ これでマクロが実行可能に。 - VBAコードのエラーをチェック 「開発」→「Visual Basic(VBE)」を開き、「デバッグ」→「コンパイル」を実行。
→ エラー箇所がハイライトされたため、構文ミス(変数の未宣言)を修正。 - マクロの参照設定を確認 「ツール」→「参照設定」で、必要なライブラリが無効になっていないかチェック。
→ 参照エラーが発生していたため、不要なライブラリのチェックを外す。 - 信頼できる場所に保存 マクロ付きファイルがネットワークドライブや未承認フォルダにあると、セキュリティ設定でブロックされることがある。
→「Excelオプション」→「セキュリティセンター」→「信頼できる場所」にフォルダを追加し、ブロックを解除。 - シートやセルの保護設定を確認 マクロがセルを変更する処理を行う場合、シート保護が有効だとエラーになることがある。
→「校閲」→「シートの保護を解除」を実施し、動作確認。
お客様の反応
「マクロが動かなくなった原因が、こんなにたくさんあるとは思いませんでした。エラーが出たときの対処法もわかったので、今後は自分でも試してみます!」
と、納得していただけました。
まとめ
Excelのマクロが動作しないときは、以下のポイントをチェックしましょう。
- マクロのセキュリティ設定を確認し、「有効」にする
- マクロ付きファイルの形式(.xlsm)で保存
- VBAコードのエラーをデバッグ
- 参照設定で無効なライブラリを解除
- マクロを「信頼できる場所」に保存
- シートやセルの保護設定を解除
これらの方法で、多くのマクロのトラブルを解決することができます。
当教室では、スマホやパソコンのお悩みをピンポイントで解決しています。「こんなこと聞いてもいいのかな?」というお悩みも、お気軽にご相談ください!

また次回も実際のサポート事例をご紹介していきますので、お楽しみに♪