Excelの「ピボットテーブルが正しく動作しない!」を解決しました

こんにちは!デジタルライフサポート西川口の店長です。
当教室では、スマホやパソコンのお困りごとをピンポイントでサポートしています。今回は、Excelの「ピボットテーブルが正しく動作しない!」というトラブルを解決したエピソードをご紹介します。
お客様のご相談内容
ある日、30代の女性のお客様がご来店されました。
「ピボットテーブルを作成したのに、データが正しく集計されません。数値が合わなかったり、項目が表示されなかったりして困っています…。」
とのこと。
ピボットテーブルはExcelでのデータ分析に便利ですが、設定ミスやデータの問題で意図した集計ができないことがあります。早速、原因を調査しました。

解決までの流れ
- 元データの形式を確認 ピボットテーブルのデータ範囲に、空白の行や列がないか確認。
→ 数値データが文字列として扱われている場合、正しく集計されないことがあるため、「=ISNUMBER(A1)」で確認。
→ 必要に応じて、「値の貼り付け」や「数値の書式設定」を修正。 - データの範囲が適切か確認 ピボットテーブルの元データが動的に変わる場合、「挿入」→「テーブル」機能を使い、ピボットテーブルのデータ範囲を自動更新可能に。
→ 手動で「ピボットテーブルのオプション」→「データの範囲」を修正。 - フィルターが適用されていないか確認 「レポートフィルター」や「スライサー」に意図しないフィルターが適用されていないかチェック。
→ フィルターをリセットし、データがすべて表示されるように設定。 - 集計方法の設定を見直し 数値データが「カウント」ではなく「合計」として集計されるように設定。
→ フィールドリストで、該当項目を右クリックし「値フィールドの設定」→「合計」に変更。 - ピボットテーブルの更新 元データを修正してもピボットテーブルに反映されない場合、「ピボットテーブルツール」→「データ」→「更新」をクリック。
→ 必要に応じて、「Alt + F5」のショートカットで即時更新。 - グループ化の解除(意図しないグループ化をチェック) 日付や数値データが自動的にグループ化されてしまうことがある。
→ フィールドを右クリックし「グループ解除」を選択。 - キャッシュのクリアで不具合解消 ピボットテーブルのキャッシュが古くなり、不具合の原因になることがある。
→「ピボットテーブルオプション」→「データ」→「キャッシュをクリア」または、「ピボットテーブルを削除→再作成」で解決。
お客様の反応
「ピボットテーブルの設定を見直すだけで、こんなにスムーズに集計できるんですね!次回からはデータ形式や範囲に気をつけて作成します。」
と、納得していただけました。
まとめ
ピボットテーブルが正しく動作しないときは、以下のポイントをチェックしましょう。
- 元データの形式が正しいか(数値・文字列を統一)
- ピボットテーブルのデータ範囲が適切か確認
- フィルターが適用されていないかチェック
- 集計方法が「カウント」ではなく「合計」になっているか
- ピボットテーブルを「更新」して最新データを反映
- 意図しないグループ化がされていないか確認
- キャッシュのクリアで不具合を解消
これらの方法で、多くのピボットテーブルのトラブルを解決することができます。
当教室では、スマホやパソコンのお悩みをピンポイントで解決しています。「こんなこと聞いてもいいのかな?」というお悩みも、お気軽にご相談ください!

また次回も実際のサポート事例をご紹介していきますので、お楽しみに♪