「メールは使えるけど、ブラウザだけが繋がらない!」を解決しました

こんにちは!デジタルライフサポート西川口の店長です。
当教室では、スマホやパソコンのお困りごとをピンポイントでサポートしています。今回は、「メールは普通に送受信できるのに、なぜかブラウザ(ChromeやEdge)だけがネットに繋がらない!」というトラブルを解決した事例をご紹介します。
お客様のご相談内容
ある日、40代の男性のお客様がノートパソコンを持ち込まれました。
「メールは普通に使えるし、Wi-Fiも接続済みと出ているのに、ブラウザだけが“このページは表示できません”と出て何も開けません。何が原因なのか見当がつかなくて…」
とのこと。
メールが使えているということはインターネットには物理的に繋がっているため、ソフトウェア側の設定やブロックの可能性が高いと考えられます。

解決までの流れ
- DNSの不調を確認・変更 コマンドプロンプトから ping www.google.com → 失敗。
→ ping 8.8.8.8 → 成功。
→ DNSによる名前解決ができていない状態。
→ DNSサーバーをGoogle Public DNS(8.8.8.8/8.8.4.4)に手動設定。
→ ブラウザが正常にサイト表示できるように! - プロキシ設定の確認 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」から確認。
→ 手動設定に不正なプロキシが残っていたため、すべてオフに設定。
→ 自動検出を有効化。 - セキュリティソフトによる制限の確認 ウイルス対策ソフトのWeb保護機能がブラウザ通信をブロックしていた。
→ 一時的に保護を無効化し、ブラウザが使えるかを確認
→ 接続成功。
→ 信頼済みアプリとしてブラウザを登録し、以降も問題なし。 - Windowsファイアウォールの確認 「コントロールパネル」→「Windows Defender ファイアウォール」→「アプリの許可」より、ChromeとEdgeが許可対象であるかを確認。
→ 一部アプリがブロックされていたため、許可設定を修正。 - ブラウザの設定リセット キャッシュや拡張機能の不具合も視野に入れ、Chromeを「設定」→「リセットとクリーンアップ」→「設定を元の既定に戻す」でリセット。
→ 全体的な動作も軽くなり、安定動作を確認。
お客様の反応
「メールは使えていたので、まさかDNSとかセキュリティソフトが原因だとは思いませんでした。丁寧に説明してもらえて、すごく安心しました!」
と、笑顔でお帰りになりました。
まとめ
メールは使えるけど、ブラウザだけが繋がらないときは、以下の対策を試してみましょう。
- pingコマンドでDNSの名前解決を確認
- DNSサーバーをGoogle Public DNSに変更
- プロキシ設定を確認し、不要な設定をオフ
- セキュリティソフトのWeb保護機能の干渉をチェック
- Windowsファイアウォールでブラウザが許可されているか確認
- ブラウザのリセットで設定トラブルを解消
「ネットには繋がっているはずなのに…」というときは、見えない設定や保護機能の影響があるかもしれません。
当教室では、こうした見えにくいトラブルの原因も一緒に解決しています。「ちょっとしたことでおかしいな?」というときも、お気軽にご相談ください!

また次回も実際のサポート事例をご紹介していきますので、お楽しみに♪