パソコンの「ZoomやTeamsだけが不安定!」を解決しました

こんにちは!デジタルライフサポート西川口の店長です。
当教室では、スマホやパソコンのお困りごとをピンポイントでサポートしています。今回は、「インターネットには繋がっているのに、ZoomやTeamsだけが不安定で使い物にならない…」というトラブルを解決した事例をご紹介します。
お客様のご相談内容
ある日、在宅ワーク中の50代女性のお客様がご来店されました。
「YouTubeは普通に見られるのに、ZoomやTeamsの会議だけ音声が途切れたり、接続が切れたりします。通信環境は問題ないと思うんですが…」
とのこと。
このような「一部のサービスだけが不安定」という症状には、ネットワーク設定やバックグラウンドの帯域使用が関係していることがあります。

解決までの流れ
- 通信速度の計測と回線の状況確認 Speedtestで上り・下り速度とPing(応答速度)を確認。
→ 下り(ダウンロード)は充分だが、上り(アップロード)が3Mbps未満で不安定。
→ ZoomやTeamsは上り回線を多用するため、影響が大。 - バックグラウンド通信アプリの確認 タスクマネージャーでネットワーク使用量を確認。
→ クラウド同期アプリ(OneDrive、Google Drive)、Windows Updateが帯域を使用していた。
→ 一時的に同期・更新を停止。 - 優先度の設定(QoS)と接続方式の見直し ルーターの設定画面にアクセスし、ZoomやTeamsに優先的に帯域を割り当てる「QoS(Quality of Service)」を設定。
→ Wi-Fi接続を有線(LANケーブル)に変更。
→ 安定性が大幅に改善。 - DNS設定の変更 DNSサーバーをGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)に変更。
→ 一部の地域的な名前解決エラーを解消。
→ セキュリティソフトやファイアウォールの干渉を確認
→ セキュリティソフトのネットワーク監視機能がZoomの通信を制限していた。
→ 信頼済みアプリとしてZoomとTeamsを追加。 - Zoom/Teamsのアプリ設定を最適化 HDビデオの自動起動を無効化。
→ バーチャル背景をオフにすることで、CPUと回線負荷を軽減。
お客様の反応
「家のWi-Fiが遅いせいだと思っていたけど、上りが大事だなんて知りませんでした。有線接続にしただけでここまで安定するとは!」
と、納得のご様子でした。
まとめ
ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールだけが不安定なときは、以下の対策を試してみましょう。
- Speedtestで上り回線速度をチェック(Zoom/Teamsは上りが重要)
- クラウド同期やバックグラウンド通信を一時停止
- 有線LAN接続に切り替えると安定性が向上
- ルーターのQoSでZoom/Teamsの通信を優先化
- セキュリティソフトの通信制限を見直す
- アプリの画質設定や機能を調整して負荷軽減
オンライン会議ツールは、通常のインターネットとは異なる負荷のかかり方をします。回線速度だけでなく、使い方や設定次第で大きく安定性が変わります。
当教室では、こうした通信トラブルにも対応しております。リモートワークやオンライン授業での「なんか調子悪い…」というご相談も、お気軽にどうぞ!

また次回も実際のサポート事例をご紹介していきますので、お楽しみに♪